厳密に言うと、キヒサルやヒサルの話は憑き物系の話なのですが、名称にサルという字が入っているのと、猿に憑く事が多いということで、このカテゴリーに入れました。かなり不気味な話ではあります。昔話や民話で猿神が出てくる話を読むと、女子供をさらったり、生贄を強要したりなんて話が多いですが、どうもまんざら作り話というわけでもなさそうです。エンコウ(猿公)というのも似たようなものだと思いますが、修学旅行で見たなんていうリアルな証言を読むとちょっとビビりますね。変わった猿の目撃談の中で、普通の日本猿とは違う、黒っぽい猿がよく登場しますが、未知の種類の猿なのでしょうか、それとも年老いた日本猿なのでしょうか、どちらにしても不思議な話です。一般的に日本猿の狩りは禁止されていて、有害獣として駆除する時以外は、鉄砲を向けることはないと思いますが、もし猿を駆除する機会があった場合は、拝んで命乞いする猿は見逃してあげた方が良いようです。狒々(ひひ)というのは妖怪の一種だそうで、サルを大型化したような姿をしていて、老いたサルがこの妖怪になるともいわれているそうです。現代日本でも、たくましく生き抜いているようですが・・・

